まずは区別しよう:動力源か潤滑方式か
「空気圧縮機は電動式か油圧式か」には、通常二つの意味があります。一つは、装置が電動モーターで駆動するのか、燃料エンジンで駆動するのかという点であり、もう一つは、圧縮工程において潤滑油を必要とするかどうかという点です。機種選定にあたっては、まず問いの焦点を明確にしたうえで、使用する空気量、使用環境、および供給源の要件を踏まえて判断することが重要です。
電動空気圧縮機:固定設置場所と安定した空気供給に適しています
作業場所が固定され、安定した電源が確保されており、設備が主に長期的な生産の補助として使用される場合には、電動式空気圧縮機の方が一般的です。
- 適用シーン:作業場、工場、整備ステーション、固定生産ラインなど。
- 主な特長:運転は比較的安定しており、操作も簡単です。日常の留意点は、電気設備の保守・点検、放熱対策、および定期的なメンテナンスに集中しています。
- 選択の提案:連続的なガス使用や長期にわたり安定した運転が求められる場面に適しており、特に騒音および現場からの排出物の管理に厳しい要求がある環境に最適です。
燃料式空気圧縮機:屋外や移動時、または臨時の空気供給に適しています
設備を固定電源のない場所で稼働させたり、頻繁に移動・転場したりする場合には、燃料駆動式空気圧縮機の方が有利です。
- 適用シーン:建設現場の工事、道路の修繕、鉱山作業、臨時ガス供給など。
- 主な特長:機動性に優れ、固定電源に依存しないが、燃料の備蓄と燃料系統の保守管理が必要である。
- 選択の提案:屋外や移動作業、短期間のプロジェクトに適しています。換気が不十分な場所や室内での使用時には、排気と換気の安全に特に注意してください。
オイルありとオイルなし:ガスの清浄度および保守方法への影響
質問にある「オイル」が潤滑方式を指す場合、有油潤滑と無油潤滑を区別する必要があります。有油潤滑式空気圧縮機は、作動室の潤滑に潤滑油が用いられるため、メンテナンス時には油種・油量および油気分離状態に十分な注意を払う必要があります。一方、無油潤滑式空気圧縮機は、より一層エア供給源の清浄性が重視され、空気品質への要求が高い用途に適しています。
- 油潤滑あり:構造が成熟しており、保守の要点が明確で、一般的な産業用ガスに適しています。
- 無油潤滑:圧縮空気への油分混入のリスクを低減でき、気源の清浄度が特に高い生産工程に適していますが、設備投資や保守管理の負担は通常より大きくなります。
電動とガソリンのどちらを選ぶべきか、どう判断すればよいのでしょうか。
- 電源を見る:安定した電源があり、長期間にわたり固定して使用する場合は、まず電動式を優先してください。
- 移動性を見る:頻繁な移動や電源がない場所での作業、あるいは野外での作業には、燃料駆動式が適しています。
- 使用するガスの品質を見る:圧縮空気の清浄度に対する要求が厳しい場合は、さらにオイルあり・オイルなしどちらの構造であるかを判断します。
- 保守条件を確認する:電動機器では電気系統と放熱に留意し、燃料機器では燃料、フィルターおよびエンジンの保守管理に留意する。
選定前の重要な確認事項
最終決定に至る前に、まず使用圧力、使用流量、稼働班制、設置スペース、換気状態、さらには移動式の必要性を確認することをおすすめします。これらの条件を明確に整理しておくことで、電動式と燃料式、オイル付きとオイルレスのいずれを選ぶべきか、より適切な判断がしやすくなります。
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